自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法

祝!三日坊主突破!ということで今日も読書のまとめを書いていきたいと思います。

今日ご紹介する本は、米光一成 著の「自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法」です。

この本は良いアイデア発想法はないかと色々な本を読み漁っていた時に出会った本です。著者の米光一成さんはあの人気ゲーム「ぷよぷよ」を作ったゲームクリエイターなんですって。発想力に関する講師なんかもやっているみたいです。

さて、肝心の内容ですが、とても読みやすいです。カジュアルな文体で、発想とは何か、自分のやりたいことを明確にするためのトレーニング、そしてタイトルにもなっている自分だけの「切り口」を見つける方法、という流れで話が進んでいきます。

クリエイターの人ってものすごく感覚的な発想の仕方をするのかなぁと勝手なイメージを持っていたのですが、読んでいくうちに、理屈としてとても納得できる部分が沢山あることに気づきました。本の中でも、発想は「筋道のある思考過程」と言っています。僕は「発想」と「ひらめき」を混同して考えていたみたいです。

トレーニングのやり方もステップ・バイ・ステップで解説されており、もっとアイデアを沢山出せるようになりたいと考えている方にはおすすめの一冊です。

この本の中で、僕が実際にやってみてすごい!と思った方法を一つ紹介します。カラーバスという方法です。やり方は簡単。

最初にテーマを決めます。何でもいいんですが例えば「赤いもの」。一度テーマを決めたら、その日は赤いものに意識を向けるようにしてみてください。そうやって外を歩いていると、普段の景色の中に赤いものが意外と多いことに気がつきます。あれはなんで赤いんだろう?とか、赤って言っても色んな赤があるな、とか、新しい観点や疑問が次々と生まれてきます。こういうものがアイデアの原石となりうるのでしょう。そう、アイデアの原石は何もしなくても向こうからやってきてくれるようはものではないのです。

この本の一説に面白い言葉がありました。「世界に対して常に質問し続ける」。そうすることでアンテナが普段より研ぎ澄まされて、「降りてきた」という感覚が味わえるのでしょう。質問をするということは、具体的に聞きたいことが固まっている、ということです。あまりに漠然とした状態では、質問すらすることができません。

つまり、自分の中を整理して、解決したい問題を世界に対して質問し続ける=意識を向けることで、思いもよらぬことからひらめきが生まれるのだと思います。カラーバスはそれを体験するよい方法だと思います。

皆さんも、気が向いたら試してみてください!何かおもしろい発見があるかも知れませんよ。

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。

今日は読書まとめの初回として、マイク・マクマナス 著の「ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。」について書きたいと思います。

この本はいわゆる自己啓発本というジャンルに入ります。自己啓発はブームにもなっていますが、そこで語られている内容はまさに玉石混淆。硬派なものから怪しげなものまで世に溢れており、何を参考にすればいいのかわからない状況になっています。

そんな中たまたま手に取ったこの本の主張は、シンプルですがとても納得感があります。

「ワクワクすることを全部やりなさい」。要約してしまえばこれだけなのですが、そのやり方や注意点、そしてその結果どんなことが起こるか等が解説されています。

心の底からワクワクすることを書き出し、その理由を突き詰めて行くことで、自分が何に重きを置いているのかが明らかになります。自己分析の一つの方法論と言ってもいいと思います。

僕がこの本を気に入った理由の一つに、「小さな一歩」という考え方があります。人は何か新しいことを始めようとする時、できない理由を考えてしまいがちです。皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、「時間がない」「お金がかかる」「年をとりすぎた」など、次々と言い訳を考えてしまいますよね。でも、最初の一歩は本当に小さくていいんです。やりたいことがあれば、インターネットで調べてみたり、詳しい人に聞いてみる、スクール等に資料請求してみるのもいいかも知れません。そこまで小さいことであれば、できない理由はなくなるのではないでしょうか。

僕は、自己啓発本は読んで終わりでは何の意味もないと思っています。その点、強烈に行動を促すこの考え方は、とても共感できました。

全体としては文体も読みやすく、ところどころに沢山の発見がありました。やりたいことが見つからなくて悩んでいる方に是非読んでいただきたい一冊です。

最後に注意点を。実は、ソースには書籍以外にもセルフ・スタディ・キットという教材があります。読み物として読むなら書籍で十分ですが、ワークをやってみようという方には書籍だけだと説明不足だと思います。僕はセルフ・スタディ・キットの方もやってみましたので、改めてそちらの感想も書きたいと思います。