さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

本日ご紹介するのは、マーカス・バッキンガム & ドナルド・O・クリフトン 著の「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」です。

この本は自分の強みを見つけ、活かすためにはどうすればいいのか、というテーマについて書かれた本です。強みとは「常に完璧に近い成果を生み出す能力」であり、才能・知識・技術が合わさって生まれれるもの、とこの本では定義しています。その中でも大切なのは才能なのだと言います。知識や技術は後から習得可能ですが、才能は新たに作り出すことはできません。

能力の得意・不得意は脳神経細胞の結びつきの強さによって決まるのだそうです。3歳までの間は神経細胞が次々に結びつき、広範囲にわたる回路を作っていきます。しかし面白い事に、それ以降は回路を広げるのではなく捨てる方向に成長が進み、16歳になる頃には3歳の時の半分程度になります。これは、3歳までの間に遺伝と幼児期の体験に基づいて強化される回路が選別されるためなのだそうです。

つまり脳は効率の良い回路を選んで、それを強化することで成長するシステムになっているということです。それが上手くできずに必要以上の回路が生き残ってしまうと、脳は成人レベルに達しないのだそうです。さて、これが才能の正体だとすると、才能に乏しい分野(弱い回路)で頑張るより、才能がある分野(強い回路)を伸ばした方がいいような気がしてきませんか?

じゃあ、自分の才能は何なのか?気になりますよね。この本では、ストレングス・ファインダーというオンラインのツールを使って自分の才能を見つける手助けをしてくれます。この本を買うとストレングス・ファインダーにアクセスするためのIDが付いてくるので、それを使ってオンライン上で診断を行うと、自分の才能が明らかになります。

このツールは200万人に対して行ったインタビューの結果に基づいて作成されており、本書で定義された34の才能の中から、自分の才能上位5つを選び出してくれます。

参考までに僕の結果は

  • 学習欲
  • 自我
  • 個別化
  • 目標志向
  • 規律性

でした。もちろん、それぞれに説明が付いてきますが、長くなるので割愛します。僕は、どの内容にも納得できましたよ。

ちなみに「才能」というと、やりたいことを制限されているようなイメージを感じる方がいるかも知れません。でも、僕は逆だと思います。やりたいことが決まっているなら、自分の才能をその分野でどう活かせるのか、そういう発想で考えてみては如何でしょうか。

自分の強みは何?と言われても、なかなか客観的に判断するのが難しいもの。こういった本やツールを活用して自分の強みを再認識するのもいいかも知れません。興味のある方は是非やってみてください。

最後に注意点を。ストレングス・ファインダーに付いているIDの使用は一度限りなので、中古の本を買うと肝心のテストができない可能性があります。そうなるとこの本は全くといっていいほど意味をなさないので、購入される方は新品を買われることをおすすめします。

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。

今日は読書まとめの初回として、マイク・マクマナス 著の「ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。」について書きたいと思います。

この本はいわゆる自己啓発本というジャンルに入ります。自己啓発はブームにもなっていますが、そこで語られている内容はまさに玉石混淆。硬派なものから怪しげなものまで世に溢れており、何を参考にすればいいのかわからない状況になっています。

そんな中たまたま手に取ったこの本の主張は、シンプルですがとても納得感があります。

「ワクワクすることを全部やりなさい」。要約してしまえばこれだけなのですが、そのやり方や注意点、そしてその結果どんなことが起こるか等が解説されています。

心の底からワクワクすることを書き出し、その理由を突き詰めて行くことで、自分が何に重きを置いているのかが明らかになります。自己分析の一つの方法論と言ってもいいと思います。

僕がこの本を気に入った理由の一つに、「小さな一歩」という考え方があります。人は何か新しいことを始めようとする時、できない理由を考えてしまいがちです。皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、「時間がない」「お金がかかる」「年をとりすぎた」など、次々と言い訳を考えてしまいますよね。でも、最初の一歩は本当に小さくていいんです。やりたいことがあれば、インターネットで調べてみたり、詳しい人に聞いてみる、スクール等に資料請求してみるのもいいかも知れません。そこまで小さいことであれば、できない理由はなくなるのではないでしょうか。

僕は、自己啓発本は読んで終わりでは何の意味もないと思っています。その点、強烈に行動を促すこの考え方は、とても共感できました。

全体としては文体も読みやすく、ところどころに沢山の発見がありました。やりたいことが見つからなくて悩んでいる方に是非読んでいただきたい一冊です。

最後に注意点を。実は、ソースには書籍以外にもセルフ・スタディ・キットという教材があります。読み物として読むなら書籍で十分ですが、ワークをやってみようという方には書籍だけだと説明不足だと思います。僕はセルフ・スタディ・キットの方もやってみましたので、改めてそちらの感想も書きたいと思います。